本日は清々しいお天気でとても気持ちがよい日でした、この新緑の時期はスケッチ旅行にでも行きたいですね。さて、気をとり直して本日の大人クラスの授業をご紹介します。前回は遊びながら絵具の表情研究を行いましたので、今回はご希望の基本的な観察力と色彩での描写力を養う授業です。

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モチーフ「描く対象物」はこちら、紙風船・瓶・スイジガイをリクエストであるアクリル絵具で描きます。

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まずは、エスキース(設計図のようなもの)も兼ねて簡単に練習してみましょう。それぞれのモチーフにはどんな特徴があるのか冷静に分析します。また画面のなかにどのくらいの大きさに入れたらよいかも考えましょう。IMG_7954エスキースが終わったら、本番に入ります。まずは鉛筆で丁寧に下描きをしていきます。よく観察してかたちが狂わないようにしましょう。この時点でモチーフが落とす、台の影も描いておきます。

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画像のようにちょっと直したらすぐ絵を離して、モチーフとよく見比べましょう。画面に目が近いと気づかない事がたくさんあります。めんどうかと思われますが、この離れて見る作業はとても大切な事なのです。

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今日はここまで進みました。練習から集中していたので、下描きも丁寧にできましたね。こうして冷静に見ると、やはりまだ瓶が若干曲がっているので、次回もう少しかたちを整理して絵具に入りましょう。かたちが直っていく実感やそれぞれのモチーフの特徴が分かっていく楽しさも感じられたようですし、初めての静物着彩ということですが、かなり良い滑り出しです。